A6. |
確かに、お住まいの近くの不動産鑑定士に依頼した場合は、打ち合わせや鑑定評価書の受け渡しなどにおいては便利ですね。
けれど、地方(遠方)の不動産物件の評価を、都内の不動産鑑定士に依頼する場合と、その物件が所在する地域にいる不動産鑑定士に依頼する場合とでは、鑑定評価書の精度の高さ、そして、費用面において大きな差があると考えられます。
まず、不動産鑑定士は「地域精通者であること」が望ましいのです。全く知らない地域に行って評価を行うのは、大変難しく、評価のレベルも地元の不動産鑑定士と比較して劣ることが多いことが伺えます。
また、費用的にも交通費や宿泊費、地域の不動産鑑定士会に支払う額が加算され、結果的にかなり割高になります。
これは、地方の不動産鑑定士に都内の不動産の評価を求める場合にも同様なことが言えると思います。
この点は、「損しない不動産鑑定士の依頼方法」にも詳述しておりますのでご参照ください。 |